製品紹介
資料ダウンロードお問い合わせ
有機チタン、有機ジルコニウム、その他有機金属化合物に関するご要望、製品に関するご質問や、
資料・サンプル請求をされる場合、また受託加工のご相談やお困りのこと等がございましたら
お気軽にお問い合わせください。
マツモトファインケミカル（株）営業部
TEL 047-393-6330
FAX 047-393-1063
Technical技術情報
カテゴリ
アーカイブ
- 2025年8月（1）
- 2025年7月（2）
- 2025年6月（2）
- 2025年5月（2）
- 2025年4月（1）
- 2025年3月（1）
- 2025年1月（2）
- 2024年12月（1）
- 2024年11月（1）
- 2024年10月（1）
- 2024年8月（1）
- 2024年7月（1）
- 2024年6月（1）
- 2024年5月（2）
- 2024年4月（1）
- 2024年2月（1）
- 2023年12月（1）
- 2023年9月（1）
- 2023年8月（2）
- 2023年6月（2）
- 2023年3月（1）
- 2023年1月（1）
- 2022年12月（1）
- 2022年11月（2）
- 2022年10月（2）
- 2022年9月（1）
- 2022年8月（3）
- 2022年7月（1）
- 2022年6月（2）
- 2022年3月（1）
- 2021年12月（1）
- 2021年10月（1）
- 2021年8月（1）
- 2021年6月（1）
- 2021年5月（1）
- 2021年4月（1）
- 2021年3月（3）
- 2021年2月（1）
- 2021年1月（1）
- 2020年12月（1）
- 2020年11月（1）
- 2020年10月（1）
- 2020年9月（3）
- 2020年7月（2）
- カテゴリ
- アーカイブ
2025年08月15日
テクニカルコラム
テクニカルコラムNo.27 韓国で開催されたATEM FAIR & ACFEX KOREA 2025 出展報告
Ⅰ. はじめに
このたび当社は、韓国ソウルで開催された「ATEM FAIR & ACFEX KOREA 2025」に初めて出展しました。現地の技術動向や業界の雰囲気、どのような用途や機能が注目されているのかを実際に体感できる貴重な機会となりました。展示会全体の印象と、各分野・技術のトレンドについて感じたことをまとめます。
Ⅱ. ATEM FAIR & ACFEX KOREA 2025について
ATEM FAIR & ACFEX KOREA 2025は、韓国最大級の先端材料・部材・装置の専門展示会です。会場には韓国企業を中心に、素材から加工、分析、電子部品、バッテリー、コーティング技術まで、ものづくりを支える最新技術が展示されていました。出展社数は、424社であり、来場者としては11,267人の展示会でした。
＜会場のKINTEX>
Ⅱ-1. 出展企業の傾向
今回の展示会では、韓国企業が大半を占めていましたが、中国や日本、欧米からも出展しており、国際色のある会場となっていました。分野としては、金属材料や新素材、表面処理、コーティング、バッテリー、分析機器、加工装置など、展示会のコンセプトに関連する技術や製品が中心でした。特に韓国や中国のメーカーは、自動車や電子部品、ディスプレイ向けの用途提案が多く、自社の強みや現場での使い方を具体的に紹介していたのが印象的でした。
Ⅱ-2. 現地で求められていること、日本や中国の展示会との違い
実際に会場で感じたのは、韓国では「現場でどう使えるか」、「どんな効果が出るのか」といった具体的な用途や導入後の成果を重視する声が多いことでした。単なるスペックや新規性よりも、「この技術で何が解決できるのか」を分かりやすく伝える提案が求められている印象です。また、日本の展示会に比べてスピード感のある雰囲気が強く、来場者の質問も実践的で、率直な表現が多い印象でした。こうした現場主義の空気感が、韓国市場のものづくりの強さにつながっているのだと感じました。
Ⅲ. 当社の出展概要について
有機金属化合物である当社製品のオルガチックスは、触媒、架橋剤、カップリング剤等の添加剤として幅広い用途がある製品ですが、今回は川下のコーティング剤などを主として展示しました。
Ⅲ-1. 当社の出展内容
コーティング剤として高屈折率膜材料であるオルガチックスPC-200と、付加型シリコーン系剥離剤等のプライマーであるオルガチックスPC-640、その他、架橋剤についての展示いたしました。
＜展示ポスター（左）と当社ブースの外観（右）＞
Ⅲ-2. ブース訪問者について
当社ブースには、現地韓国の方を中心に来場していただきました。今回の展示会では密着性向上や、高屈折率膜材料の紹介を行っており、来場者の興味をひいた内容であったと感じています。来場された方々は、当社製品に興味を持って頂き、関連する技術内容に対して積極的に質問いただける等、熱意が伝わってきました。
Ⅳ. 出展の成果
300部の製品説明資料や200部のカタログはすべて配布することができました。用途としては、ディスプレイ関連の問い合わせが多く、ブースに来場された方から高屈折率膜材料であるPC-200や密着性向上剤であるPC-640のサンプル依頼を数多く頂きました。
※関連データ
＜高屈折率膜材料＞ オルガチックス PC-200
＜付加型シリコーン系剥離剤用プライマー＞ オルガチックス PC-640
Ⅴ. 今後の展開
韓国の展示会では日本と同様に展示パネルを見て、その内容の話を聞き、興味があれば技術的な相談等を行う方法で行われていました。また、技術に対する熱量が高く、サンプル依頼も積極的にいただいた展示会でした。当社としては、今後も韓国市場における当社製品の紹介を積極的に続けることを考えております。
Ⅵ. 最後に
今回、当社としては2回目の海外展示会出展となりました。ブースでの対応は中国で行った展示会と異なり、日本と同様な印象を受けました。展示会の規模から、当社ブースへの来場者はかなり少なくなることを予想しておりましたが、300部の製品説明資料が配布できており、様々な方に当社を知っていただいたと考えております。中国や韓国を含め、今後も海外展開戦略の一つとして、他国の展示会への出展を行う予定です。