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マツモトファインケミカル(株)営業部
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2022年11月22日
最近のお問い合わせで、‟架橋剤”についてのお問い合わせ数が増えておりますので、古くから使用されている用途ではありますが、樹脂の架橋についてあらためて紹介します。
オルガチックスは、特に水酸基を官能基として持つ樹脂に架橋剤として使用することで以下の特性を向上することができます。
1. 耐熱性
2. 耐溶剤性
3. 密着性
4. 擦過等に対する強度
図1. 架橋反応による「樹脂の大分子化」と「密着性向上発現」のイメージ
オルガチックスは架橋剤として以下の2つの機能発現します。
1. 樹脂中の水酸基との反応による大分子構造を形成
大分子化することによって、耐熱性、耐溶剤性、強度を向上
2. 基材表面の水酸基と樹脂の架橋
反応による結合を作ることによって密着性を発現
以下表に架橋剤としてオルガチックスを使用した際に効果を発揮する樹脂と基材の例を示します。
効果を発揮する樹脂と基材の例 | |
---|---|
樹 脂 | 硝化綿、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルアルコール等 |
基 材 |
ガラス、金属、シリコーンゴム PETフィルム、OPPフィルム(コロナ処理)等 |
有機溶剤に溶解する樹脂、または水溶性の樹脂を使用したインキ、塗料、コーティング剤の実績例とオルガチックスの適用製品例種類を以下に示します。
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