製品について
- SI-310とSI-400の違いは何でしょうか。
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SI-310は、メチルトリイソシアナトシランで、SI-400はテトライソシアナトシランです。SI-400の方が反応性が高く、最終的には酸化ケイ素となります。SI-310は分解した際にメチル基を含むポリシロキサンが得られます。
- リン酸系チタンカップリング剤についての知見はありますか。
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リン酸系チタンカップリング剤について当社の知見は少ないですが、文献として紹介されている例があります。具体的な製品や使用方法については、文献等を参照することを推奨します。
- チタンカップリング剤とシランカップリング剤の違いは何ですか。
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Si-C結合は安定ですが、Ti-C結合は非常に不安定であり、空気中ですぐに分解します。そのためチタンカップリング剤では、安定化を目的に全てTi-O結合を介して有機基が存在します。
- 水系タイプのチタンオリゴマーはありますか。
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水系タイプのチタンオリゴマーを合成することは可能ですが、日本の化学物質審査規制法(化審法)に基づく登録がないため、市販はされていません。合成自体は可能ですが、法的な制約があります。
- TC-310とTC-315で化学構造は異なっているのでしょうか。
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製法上、TC-310とTC-315の構造は同一と考えています。
- 水溶媒下、酸性条件下で使用可能な触媒はありますか。
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水溶媒下、酸性条件下で使用可能な触媒として、乳酸キレート(TC-310、TC-300)があります。
- オルガチックスZC-150を有機溶剤に溶解しての使用を検討しています。溶剤系によっては経時で溶液が黄変するものとしないものがあります。この現象はなぜ起こっているのですか。
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黄変は光照射による配位子のπ軌道から金属のd軌道への電子遷移時の吸収波長に関連します。溶剤の種類や含まれる不純物によっても色の変化が生じます。特にケトン基、アミノ基やフェノール類が含まれると強い着色を示すことがあります。
- オルガチックスZC-700の溶剤系がトルエン・メタノール・アセチルアセトンである理由を教えてください。
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トルエンとメタノールの混合溶剤は、ジルコニウムテトラアセチルアセトナートや他の金属のアセチルアセトナート錯体の溶解度が高いことが確認されています。他の溶剤ではほとんど溶解しないため、この溶剤組成が選ばれています。また、アセチルアセトンは反応の安定化を図るために配合されています。
- 保管上の注意点はありますか?
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弊社製品は一般的に加水分解性があり、水または空気中の湿気と反応を起こすため保管や取扱いに当たっては注意が必要です。
... - 不要な製品(サンプル)の廃棄処理はどうしたらよいですか?
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各所属自治体のルールに従って処理して頂くようお願いいたします。SDS記載の“廃棄上の注意”もご参照ください。
- 通常在庫品と受注生産品の違いは何ですか?
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(1) 通常在庫品
定期的に製造している汎用製品です。1缶からのご購入が可能です。
... - オルガチックスとは何ですか?
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「オルガチックス®(ORGATIX®)」は弊社が製造・販売する有機チタン・有機ジルコニウム・有機アルミニウムなど有機金属化合物の登録商標です。インキ、塗料、プライマー、高屈折率膜、電子材料、セラミックス、プラスチックフィルム、金属、ガラスなどの様々な用途に使用されております。
- 製品(サンプル)全体もしくは一部が固まっています。どうしたらいいのですか?
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一部の製品は融点が高く、気温が低い場合に固まる(凍る)ことがございます。従いまして冬場にはご使用前に固化していないかを確認することをお勧めします。...
- 製品の保証期間はどのくらいでしょうか?
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「納入後6ヶ月間(未開封、冷暗所保管)」を基本としております。ごく一部の商品に限り、「製造後3ヶ月間」など保証期間の短いものもございます。
- GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)ラベルに対応していますか?
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はい。全製品対応済みです。
- SDSの入手は可能ですか?
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はい。PDFファイルにて提出しております。「SDSリクエスト」で受け付けています
- 入目の種類について教えて下さい。
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一般的な入目として、1kgと15kgの2種類がございます。製品によってはドラムやコンテナー対応も可能です。